今日も明日も…私はあなたに恋をする。


―ガラッ――

教室のドアを開けると、一斉に皆がこちらを向いた。

やっと来たかーと委員長が声をかける。


「あ、優海と永井君……出し物決まっちゃったよ」


春ちゃんが言いずらそうに声をかけてきた。


「まじ?何やるって?」


あれ、と言われて葵と二人で黒板を見る。


『執事&メイド喫茶』


とある。


「…え゙」


「有島さんと永井君にもう一度説明するね。」


と委員長自ら説明してくれた。


簡潔に言うと、

女子はメイド姿で男性客の接客、男子は執事に扮し女性客の接客をする。

との事。


「僕は得意分野だけど優海さんは?」


表の顔になった葵に聞かれた。


ゔ、どっちかと言うと私には苦手分野だ。


だって…ねぇ。


「委員長ー」


と声が聞こえた。


「有島さんにはメイドは無理だと思いまぁす」


げっ…この声は……



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