今日も明日も…私はあなたに恋をする。
葵のスパルタ特訓
Side 葵
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「…で、俺に講師をしてほしいと。」
「…はぃ」
場所は変わり、ここは有島家の優海の部屋。
言うまでもないが、俺が本性で話せるのは優海の前だけだ。
目の前で俺に懇願しているのはもちろん優海。
何をこんなに頼んでいるかというと……
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「え!私達が教えるの!?皆に!?」
クラスの委員長に言われた一言に動揺する優海。
「うん!来週までに色々調べてきて!」
「えーと、具体的にどのような事をすれば?」
隣で固まっている優海の変わりに俺が聞く。
「えーと、例えばメイド喫茶とかに潜入したり…」
メ、メイド喫茶!?
なんだそれ?
「あ、永井君は執事喫茶とかね」
執事喫茶!?