今日も明日も…私はあなたに恋をする。
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「…というわけなんです。」
「ふ〜ん。」
私は葵が来てから今までの事を全てみっこに話した。
婚約者から守ってくれること。
もちろん葵の本性の事も。
学校では普段の自分を隠していることも。
「私は執事クンの気持ちすごーいわかるな〜」
腕を組んで私をじーっと見つめている。
「ど、どうして!?」
「だってさ…」
目の前に美味しいごちそうがあって、あんた我慢できる?
と言われ、私もよく考える。
「出来ないかもっ」
私は食いしん坊だし…
「でしょ?でもあの執事クンはずーっとおあずけをくらっているの。」
「?」
「まだわからない?美味しいごちそうは優海の事。で彼を悩ませているのは…」
"お嬢様と執事"この絶対的な関係よ。
とみっこは言った。
彼は彼なりに苦しんでるのかも…。…と。
「さて。問題は優海、あんたの方だよ!」
「へ?」