今日も明日も…私はあなたに恋をする。


「うん。…なんかどっかで聞いたことある名前なんだよね…」


うーん、と何かを思い出そうとしているみっこ。


「まぁ、思い出したら教えてあげるよ。そろそろ教室もどろ?」


「うん!」


私たちは屋上をあとにした。





その時、屋上での話を聞かれているなんて思ってもみなかった。


「ふぅん…執事に恋しちゃったお嬢様…ね。これは先に先手を打ったほうがいいかもな…」


クックッ、と笑う窓ガラスに映ったその姿は


三浦悟志本人だった。


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