今日も明日も…私はあなたに恋をする。


「優海っ!!」

私の涙が流れたのと同時に
生徒会室のドアが開いた。

ドアの前には葵が立っている。


「葵っ!助けて!」


「邪魔すんなよクソ執事」

逃げようとした私を再度ソファーに押しつけて、三浦は葵をにらみつけた。


「ふざけんじゃねえぞ」


葵はすごい形相で私たちに近づいてくる。


「執事はな」

"ご主人様だけに忠実なんだよ"


こう言って葵は三浦をぶん殴った。


「消えるのはお前だ。くそ野郎」


そう言って私を抱き締めて葵は生徒会室をでた。



ソファーの下に落ちた三浦は唇が切れて血が出ていた。

「ハハッ。あの執事。どうやって消してやろうか?」

優海と葵はこれから三浦の策略にかかっていく…


それはまだもう少し先のこと…。



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