今日も明日も…私はあなたに恋をする。
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「えぇ〜お集まりの皆様、本日は娘の誕生日パーティにお越しいただき誠にありがとうございます。」
父の声がマイクを伝って会場中に広がる。
「え〜、娘の優海から皆様にお話があります。」
…お話ってそんな大層なもんじゃないんだけどな…
父から貰ったマイクを持ち、壇上へ上がる。
うわ〜お偉いさんばっかり来てるし…失敗できないな。
「皆様、有島優海です。本日は私のために遠路はるばるお越しいただき感謝しております。本日で私は16歳となりました。これからは経営などについても勉強し両親の手助けをできるように精進していこうと思っております。」
おぉ〜、と。拍手が会場に響く。
こんなスピーチで大丈夫かな?経営の勉強なんて多分しないけど…
一礼して壇上から降りる。
壇の下にいた父は…泣いていた。なんで泣くんだ。
母は望んでいた通りのリアクションをした私に拍手を送っていた。