今日も明日も…私はあなたに恋をする。

「優海お嬢様!」

へ?

私は葵君に抱きしめられていた。

「あっ、葵君?」


「恐かったでしょう、もう大丈夫ですからね!」


よかった。私の知ってる葵君だ。

「ありがとう、恐かったよ〜」

思わず葵君に抱きしめ返してしまった。



…がばっ
「すいません、思わず…」
「あ…いや、こちらこそ」

またお互いに顔を赤くしてしまった。


「ねぇ、どうして葵君はいつも私のピンチに駆け付けてくれるの?」


先程から気になっていた事。


「あぁ。それはですね…」


葵君が私の耳元で言った。



『優海お嬢様の"専属"執事だからですよ。』



…私…専属?
< 26 / 173 >

この作品をシェア

pagetop