今日も明日も…私はあなたに恋をする。
本当の目的
「私専属?」
「はい。内緒にしててごめんなさい。」
「執事って事は…」
「僕の仕事はお嬢様の近くでお嬢様をお助けする事ですかね。一応護衛としての仕事も。」
混乱している私に葵君は分かりやすく説明をしてくれた。
最後にボディーガード的な事言ってたけど、こんな可愛い葵君がそんなわけな…
いや、待てよ。あの恐い葵君は戦闘モードなのか?だったらものすごく強かったりして…
『え〜皆さん、少しお話したい事があるのですが。』
会場のスピーカーで父の声が響き渡る。
「優海お嬢様、こちらへ」
父が壇上で突然話をしだしたと同時に、葵君は私の手をとり
「お話しなければいけない事がございます」
真剣な顔でそう言った。