今日も明日も…私はあなたに恋をする。

「三浦君、娘は見つかったかい?」


「いいえ。この部屋にもいないみたいです。」


「そうか〜。じゃあまた機会を作って娘との婚約の話をしようじゃないか。」


「そうですね」


父とチャラ男は仲良さそうに婚約の話をしながらこの部屋を出ていった。


――――――
―――――
――――


「葵君…まさか私の婚約者って…」


葵君の腕から抜け出し今の信じられない話を思い出してみる。


「あいつみたいですね」


…夢じゃないのね。


「っ嫌よ!なんであんな変態と婚約しなきゃいけないの?私父に文句言ってくるわ!!」


「今はダメです」


扉に向かう私に向かって葵君は意味深な言葉を言った。


その顔は何か必死そうで…
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