今日も明日も…私はあなたに恋をする。

――――

有島家に帰ってきてから1時間後…


「優海〜!具合は良くなったか?心配したんだぞ!」

「ただ冷えただけみたい。大分良くなったわ。…パーティー台無しにしてごめんね、」


心配性の父が玄関からすっとんできて…


「風邪じゃないならいいけど。今日は早く寝なさいね」


母は優しく、取り乱したりせずに話し掛けてきて、

二人とも私を責める事はなかった。



風邪くらいで毎回こんなに父に心配されちゃ、倒れたりしたら一体どうなるんだ………


「先程熱を計りましたら平熱でしたので心配はいりませんよ、有島様。」


「よかった〜」


母よりも冷静な葵君が父にそう言ってくれたことで場の空気は和らいだ。



「優海、そういえば葵君の事をちゃんと紹介していなかったね」


「えぇ。名前くらいしか」


と、父は葵君の事を紹介し始めた。


これで少しだけど葵君についてわかる!!


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