今日も明日も…私はあなたに恋をする。
とりあえず今回はイギリスに戻る事になった。
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「オーディション受かったんだ。おめでと〜」
呑気な顔しやがって…
帰国した俺は有島家であった事をすべて純也に話した。
「おめでと〜じゃねえよ!俺苦手だよ、あのおっさん」
「まぁ俺の意見が正しいかはわからないけど、」
急に真面目な顔を見せた純也に俺は驚いた。
「…お前はお嬢様の執事であって当主の執事じゃないんだろ?だったらお嬢様の気持ちが第一だろ」
「そうだよな…サンキュ純也」
なんか正論を前に突き出されて、少し励まされてしまった。
「おぅ!で、いつ日本で働き始めるんだ?」
「8月3日からだよ。だからもう7月末には帰国するかな。」
「そんな早くに帰国?」
「じーちゃんの墓参りしたり、ばーちゃんと過ごしたいし!」
「そっか〜。お前が帰っちゃったら女の子達悲しむじゃーん!」
「あ?お前も日本帰るんだろ?」
純也も帰国するものと思っていた俺は当たり前のように聞いた。