今日も明日も…私はあなたに恋をする。


…だけど


駄目だよな。


なに考えてんだ俺。



「っすいません」


俺は慌ててお嬢様から離れた。




―――

『え〜、お集まりの――』


会場の奥のステージから、有島様の声がマイクを通じて会場に広がる。



このままだとお嬢様は婚約させられてしまう…



どうする…


どうすればいいんだ俺は!!


「…葵君」


そんな時、俺の服を引っ張ったお嬢様。



「葵君は……」





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