へたれだって恋・・・らしきもの・・・をすることもある、て話~ヘタコイ~
ボクを案内してきたコとは別のコが、
ボクのことを
上から下まで見て、
また上に戻ってきて
ちょっとあごを前に突き出しながら、
「アンタが森川?」
って訊いてきた。
早口で
気が強そうな感じ。
声にならず、
アウアウと頷いた。
「・・・ちゃんは知ってるわよね?」
アウ?
残念ながら思い出せない名前のところだけが聞き取れなかった。
「アンタのことが好きなんだってさ」
アウ?
「ほら、・・・ちゃんも何か言いなよ」
そう言われた時だけなんとかちゃん・・・常田さんが目を上げてボクを見たけど、一瞬だった。
ボクのことを
上から下まで見て、
また上に戻ってきて
ちょっとあごを前に突き出しながら、
「アンタが森川?」
って訊いてきた。
早口で
気が強そうな感じ。
声にならず、
アウアウと頷いた。
「・・・ちゃんは知ってるわよね?」
アウ?
残念ながら思い出せない名前のところだけが聞き取れなかった。
「アンタのことが好きなんだってさ」
アウ?
「ほら、・・・ちゃんも何か言いなよ」
そう言われた時だけなんとかちゃん・・・常田さんが目を上げてボクを見たけど、一瞬だった。