へたれだって恋・・・らしきもの・・・をすることもある、て話~ヘタコイ~
「森川竜デス」
ボソッと答える。
「リョウくんか。さあ、乗りましょう」
ステップに足をかけたボクの背中を軽く押しながら瞳ちゃんが言った。
一番前の席でフミエちゃんがさっきまでと違って通路側に座ってる。
窓側の席にも荷物は置いてない。
黙って立ってると、
「座れば」
とフミエちゃんが言った。
久しぶりに聞いた声。
「ありがとう。リョウくん気分が悪いみたいなの」
瞳ちゃんがボクの代わりにお礼を言う。
ありがたく窓側の席に座らせてもらった。
「おい、森川こっちだぞ」
と声をあげてるのは西野くんだろうか。
返事する余裕もなかった。
せっかく窓側なのに景色は見ずに目を閉じた。
目を閉じても目は最初ぐるぐる回ってたけど、この席はちょっと楽かも・・・
ボソッと答える。
「リョウくんか。さあ、乗りましょう」
ステップに足をかけたボクの背中を軽く押しながら瞳ちゃんが言った。
一番前の席でフミエちゃんがさっきまでと違って通路側に座ってる。
窓側の席にも荷物は置いてない。
黙って立ってると、
「座れば」
とフミエちゃんが言った。
久しぶりに聞いた声。
「ありがとう。リョウくん気分が悪いみたいなの」
瞳ちゃんがボクの代わりにお礼を言う。
ありがたく窓側の席に座らせてもらった。
「おい、森川こっちだぞ」
と声をあげてるのは西野くんだろうか。
返事する余裕もなかった。
せっかく窓側なのに景色は見ずに目を閉じた。
目を閉じても目は最初ぐるぐる回ってたけど、この席はちょっと楽かも・・・