へたれだって恋・・・らしきもの・・・をすることもある、て話~ヘタコイ~
「もう、いいんじゃね?」
シバちゃんの声がする。

「あ゛?」

「へたれ蹴っても足くさるだけだろ」

「そうかよ」
と言いながら蹴ってくる。

身体が机に当たってまた音がした。

すぐに、
ガラッともう一つの扉が開いたと思うと、
「うるさいわよっ!」

という甲高い声がした。

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