再会
「ねぇねぇ。あそこ。一番前の窓際にいる人」


愛希に促されて、そっちを見る。


男子が6人、仲良さそうに喋ってる。


「あの窓にもたれてる人さぁ、なかなかかっこよくない?」


「え?どの人?」


「ほら。あの背高い。あ、今笑った人」


もっとよく目を凝らしてみた。


背の高い?
あの人かな?



すると、あたしたちの視線を感じたのか、そのかっこいい男の子が、こっちに顔を向けた。



あれ?


なんかどっかで見たことあるような……



「あれ?ゆな?」
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