サクラ咲ク


「おっ!悠希じゃねえか!!」


「へ!?っうわぁ!?」




笑顔で近寄ってきた原田さんから思わず顔を背ける。


だって…だって!!!!
フンドシ!!!
原田さんもフンドシ姿なんだもん!!!



「悠希~?顔赤いぞ?どうした?」



「なんでもないですから!!!」



叫んだ私に、原田さんは閃いたようにニヤリと笑った。




「もしかして俺の裸に緊張したかぁ?悠希はうぶだなぁ!」



ギャハハハと笑いながら私の顔を覗き込む。


ちくしょう…
無駄にイケメンなんだから…!


悔しいから、これでもかと睨んでやった。





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