サクラ咲ク


「まったくよぉ~!悠希は、男同士でこれじゃあ、女なんかもっと先の話だな!!」


「余計なお世話ですっっ!!!」



てゆーか、私、女!!!
……って、アレ?



「原田さん、その傷どうしたんですか…?」



原田さんのお腹にある一本の線。何か鋭利なものでつけたような傷痕…




「あぁ、これな!聞いて驚け!切腹の後傷だぜ!!」





得意げに言う原田さんとは対照的に私は目を点にしていた。






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