サクラ咲ク


「平助ーっっ!お前…無理矢理は駄目だろうが!!!悠希!可哀相になぁ…よし!俺が癒してやろう…んー…」


「やめてください、余計悪化します。」




唇を尖らせて近づいてきた原田さんにそう言うと、永倉が吹き出した。




「ざまぁねぇな、ぱっつぁん!それより悠希、ほらよ。」




そう言って永倉さんは私に何かを差し出した。




「腹減ってんだろ?今日の晩飯、持ってきてやったぜ?」




渡されたのは、魚を中心とした和食。




「わざわざ持ってきて下さったんですか!?ありがとうございます!!!」




この三人じゃ永倉さんが一番まともだわ、なんて思いながら持ってきてくれたご飯にありつく。




相当お腹がすいていたらしく、その食べっぷりは男らしさ抜群だった。






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