サクラ咲ク
「ッはぁー!!美味しかったぁ!ごちそうさまでしたっ!!」
すっかり満たされたお腹をさすって、満足げに笑う私に、三人はなぜかポカンとしていた。
「すっげぇ食いっぷり…」
「左之といい勝負だな…」
「やっぱり人間は見た目じゃわかんねぇもんだなぁ…」
「…どういう意味ですか!!失礼な!!!」
ようするに、私が大食いだって言いたいんでしょ!?
仕方ないじゃない!!
朝から何も食べてないんだから!!!!
赤くなる頬を隠すように、ごろん、と畳に横になる。
「太るな…」
「あぁ、太るな…」
「肥満予備軍…」
「あんたらねぇぇ!!!!」
「「「ぎゃあああああ!!!!」」」
起き上がって襲い掛かってきた私に、三人は悲鳴をあげた。
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