紫陽花の恋、紙飛行機にのせて。
第一章

*無情

雨が止まない。


空は、どこまでも暗い。


窓から見える紫陽花も、どこか淋しそうで…





私、春野鈴音。16歳。


本当なら高校1年生ですが、病気で学校へは行ってません。



そう、それは。




忘れもしない、ある日のこと―――
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