紫陽花の恋、紙飛行機にのせて。
私が中学2年生のころ、瑠夏という親友がいた。




あの頃の私は…


友達がたくさんいて、


もちろん好きな人もいて、


運動が得意で、


勉強はちょっと苦手だったけど、



充実した青春を送っていた。





昼休み、瑠夏たちとバスケをしていた。


その日はちょっと暑い夏の日で、少し頭痛がしたけど、


何でもないよね、そう思い過ごしていた。


「鈴音ー!ゴール決めて!」

「いけいけーっっ」


みんなの声援。


だから、できると思った。



ボールをつかんで跳んだ瞬間、


リングに太陽の光が反射して、眩しかったのを覚えてる。




そして、真っ暗になった。
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