女戦士とサムライ恋史
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お華は二つ布団のある寝所にいた。
上様がくるまで待つのだ。
「上様のおなり」
姿勢よく土下座した。
「お華。よう─ここまで来たな」
「は───…」
「わしはそなたのその一途な目が気に入った」
「ありがとうございまする」
「まあ──…あまり気のはることではない。わしはそなたを知りたいだけだ」
上様がお華の前に座った。
お華の顎に手をかけた。
“すべては上様のおおせのままに”
普通なら抵抗するお華も黙っていた。