幸せの道へ[*続*先輩♀×後輩♂]
「ママー!この人だぁれー?」

私の手をギュッと握って聞いて来た。

「ママの…、お友達だよ」

「ママのお友達?じゃあ、凜もお友達だよね?」

「ぇ…」

凜は人懐っこい性格なのか、

私の手を離して真尋くんの近くまで行ってしまった。

人懐っこい性格は…真尋くんの遺伝な気がする。


そんなことを思ってる間にも凜は真尋くんを気に入ったらしく…

「お兄ちゃん、抱っこして~」

『いいよ』

真尋くんに抱っこされていた。

てか、凜が頼んだのか…。

「ちょっと、凜。お兄ちゃんは疲れてるんだからダメよ。」


本当は、この光景が嬉しかった。

親子三人で―…。



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