幸せの道へ[*続*先輩♀×後輩♂]
ここで真実がわかるなんて…

これっぽっちも思ってなかった―…。

「や~~~~!海東くんだぁ!久しぶり~!」

美鈴が電話してから2・3分後に
こんな感じで登場した美月先輩。

『美月先輩…久しぶりです。相変わらずっすね。』

元気だなぁ、この人。とか思いながらふと目に入ったのは

美月先輩の手を握ってる子供。

『美月先輩、この子って…』

「あ、この子は亮っていって…私と雅也の子供よ。ほら、お兄ちゃんにごあいさつは?」

亮くんが俺にあいさつをして来た。

『こんにちは!宮城 亮(ミヤギ リョウ)です!お兄ちゃんは?』

今日はこれで2回目だ。

『亮くんか。お兄ちゃんは真尋って言うんだ。』

『真尋だね!』

「コラ、呼び捨てにしないの!」

『いいですよ。な?亮』

俺も呼び捨てで呼んだ。

『うん!』

男の子は元気だなー。

そんなことを思いながら思い出していた。

紗羅たちのこと…。

美月先輩に聞いたら、何かわかるだろうか…?


< 127 / 180 >

この作品をシェア

pagetop