幸せの道へ[*続*先輩♀×後輩♂]
「紗羅…?」

美月の声で、視線をミルクティーから美月に移した。

「頼ってもいいと思うよ」

「え…、でもっ…」

「真尋くんはちゃんと考えてくれてるよ。私たちよりも年下なのにね」

早く本音を言えば良かったのかも知れない。

「紗羅が勝手に一人で決断したのは確かだけど…
紗羅だけの責任じゃないでしょ―…?」


馬鹿みたいに強くなろうとしてただけだった。


「一人で抱え込まなくてもいいんだよ。」

美月の優しい言葉で、

私の視線が揺らいだ。

涙が…止められない。


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