幸せの道へ[*続*先輩♀×後輩♂]
『良かった。来てくれて。』

後5分で来なかったら諦めようと思ってたんだ。と続けて言った真尋くん。

ニコッと笑った顔は昔のままだ…。

「真尋くん…ごめ、んね。私…」

最後まで言う前に私の視界が真っ暗になった。

その状況を理解するのに少し時間がかかったけど…

「真尋く…!?」

何故だか真尋くんに抱きしめられていた。


『もういいよ。誰も悪くないから。

また、紗羅を抱きしめられただけで十分。』


そう言って真尋くんは私を更に強く抱きしめてくれた。


私も、真尋くんの背中に腕をギュッと回す。


これからは…

ずっと一緒だよね…?


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