幸せの道へ[*続*先輩♀×後輩♂]
『紗羅…、どうした…?』

後を追って来てくれた真尋くんが背中を摩ってくれる。

「ちょっと、夏バテが酷くて…」


まだ、決まったわけじゃない…。


真尋くんにはとりあえずごまかした。

『ちゃんと病院に行けよ?』

「ぅん、明日行ってみる…」

『俺も付いて行くよ。』

「大丈夫だよ!一人で行けるよ」

『…わかった。絶対すぐ連絡しろよ?』

「うん。」

『今日はもう休め。』

優しい真尋くんの言葉で顔を上げる。

『顔色悪いし。』

「あり、がと…。」

真尋くんは私に気を使ってくれた。

けど、不安でしょうがなくて…

眠れなかった。


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