星がくれた奇跡
坂を下る途中、翔の髪の毛が顔にあたってくすぐったかった。
少しワックスでつけた感ありありで少しツンツンしてる。
髪の色は濃すぎない薄すぎない。
丁度いい色。
「翔の髪の色っていいよね」
あたしはこの色好きだな。
「お!わかってんじゃん」
翔は前を向いてるからどうかわからないけど、
きっとちょっと笑ってる。
声が笑ってる。
「んでも」
翔は話し続けて―・・・
「俺、優の髪の色好きだぜ」
言いながらちょっとコッチを見てまた前を向いた。
「わかってんじゃん!」
翔のマネをしてみたら・・・
「あったりまえ」
そう言ってスピードを速めた。
あれからいろいろな話をしててあっという間についた。
「やっぱ俺ここすきだな」
そう言って寝っころがった。
あたしも隣に寝っころがって・・・。
「けっこう前から知ってたの!?」
「おう」
「そっか~」
「なんかあるとけっこうここに逃げる」
ニッと笑って空を見た。
「ここに助けてもらってんの?」
「おう」
「翔でも逃げたりするんだね」
「まぁー一応生きってからな」
翔は一瞬目を閉じて・・・
「ここは俺と優しか知らない」
「え!?」
「優以外言ってねぇーよ」
「マジ!?」
「マジ」
それを聞いてちょっと嬉しかった。
いとこの美樹も知らなくて友達の輝も知らなくて・・・
最近あったばかりのあたしは知ってて・・・
にやけてしまった。
「な、なんであたし!?」
「なんでだろ~な」
すごい意味ありそうな言い方するから余計気になって、
「なんでー!?」
「それは・・・」
「うん」
ちょっとつばを飲み込んだ。
それは・・・?
「秘密―」
はぁ?
「期待させといて!?」
「期待してたん!?」
「ぜ、全然」
あたしは翔の顔を今なんとなく見ないように
反対方向を向いた。
少しワックスでつけた感ありありで少しツンツンしてる。
髪の色は濃すぎない薄すぎない。
丁度いい色。
「翔の髪の色っていいよね」
あたしはこの色好きだな。
「お!わかってんじゃん」
翔は前を向いてるからどうかわからないけど、
きっとちょっと笑ってる。
声が笑ってる。
「んでも」
翔は話し続けて―・・・
「俺、優の髪の色好きだぜ」
言いながらちょっとコッチを見てまた前を向いた。
「わかってんじゃん!」
翔のマネをしてみたら・・・
「あったりまえ」
そう言ってスピードを速めた。
あれからいろいろな話をしててあっという間についた。
「やっぱ俺ここすきだな」
そう言って寝っころがった。
あたしも隣に寝っころがって・・・。
「けっこう前から知ってたの!?」
「おう」
「そっか~」
「なんかあるとけっこうここに逃げる」
ニッと笑って空を見た。
「ここに助けてもらってんの?」
「おう」
「翔でも逃げたりするんだね」
「まぁー一応生きってからな」
翔は一瞬目を閉じて・・・
「ここは俺と優しか知らない」
「え!?」
「優以外言ってねぇーよ」
「マジ!?」
「マジ」
それを聞いてちょっと嬉しかった。
いとこの美樹も知らなくて友達の輝も知らなくて・・・
最近あったばかりのあたしは知ってて・・・
にやけてしまった。
「な、なんであたし!?」
「なんでだろ~な」
すごい意味ありそうな言い方するから余計気になって、
「なんでー!?」
「それは・・・」
「うん」
ちょっとつばを飲み込んだ。
それは・・・?
「秘密―」
はぁ?
「期待させといて!?」
「期待してたん!?」
「ぜ、全然」
あたしは翔の顔を今なんとなく見ないように
反対方向を向いた。