星がくれた奇跡
翔がノートを写してるとき暇だったから、クラスをいろいろ見てた。
そしたら美樹と目があって―・・
「優~」
こっちに向かって歩いてきた。
「ん?」
「あのさ買い物付き合って!」
お願いって感じで見てくるから「いいよ」って言ったら、
「ありがとう~」
すごいニコニコしてて妙にテンションがあがってる。
「いいことでもあった?」
「え!バレたぁ~?」
幸せオーラを隠せてないよって思った。
「実は、明日輝の誕生日なんだ」
「マジ!?おめでとうじゃん!」
「うん!二人でお祝いするの!!」
「あらま~!お幸せに」
ということで今日は輝の誕プレを買いに行くことになった。
そして・・・放課後がやってきた。
「輝~ばいばい~」
美樹は輝にばいばいって言ってあたしの所に来た。
「翔またね!ばいばい」
翔に手を振ったら、
「おう!またな」
振りかえしてくれた。
美樹と急いで学校をでていろいろな店に行った。
「優~これなんかどうかな?」
美樹が手に持ってるのはすっごい輝が好きそうなネックレス。
「いいんじゃない!?輝に合うと思うよ!」
「だよね!これ買う!」
美樹はレジに行って包装してもらってた。
会計も終わって、
「次は服!!」
「はい!」
美樹はミニスカを買った。
すっごい荷物で「ケーキも手作りにするの!」ってはりきってた。
あたしが「美樹料理できるの?」って冗談で言ってみたら「できますー」
って言って拗ねてた。
そしたらケータイが鳴って、メールがきた。
誰だろう?って思ってメールを見たら・・・
翔だった。
あの場所にいる。っていうメール。
下に下げると空の写メ付きで・・。
「優。もう買い物終わったから行ってきなよ」
「え・・?」
「翔の所」
「でも・・」
「もう買うものは買ったし!ありがとう」
「じゃ・・・行ってくる」
あたしは急いであの場所に向かった。
< 23 / 72 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop