星がくれた奇跡

好き

あれから何分か星を見て、家に帰った。
家に帰って寝ようと思ったら美樹から電話がきて。
「もしもし?」
なんだろうと思って電話にでた。
「優~今日はありがとう」
「いいよ」
「あのさ聞きたいことがあるんだけどいい??」
遠慮してるみたいにそう聞く美樹に興味がわいてくる。
聞きたいことってなに?
「いいよ」
「あのさ、優って翔の事好きなの?」
なんともあたしの気持ちをわかったらしい美樹はすごいと思う。
「な、なんで?」
布団にくるまりながら聞いた。
「好きそうに見えるから」
マジで!?
あたしそんな顔とかにでる系!?
「美樹・・・」
「ん?」
「あたし・・・翔の事好きになった」
「そっかぁ~いいじゃん!お似合いだよ」
お似合い!?
マジで??
ちょっとテンションが上がった。
こんなにも恋バナで盛り上がるなんて。
中学の頃はまったく興味なしで・・・。
あたしは思った。
何万人といるこの世界で翔に出会えたことが奇跡だって。
だから、この恋を頑張りたいって思った。
たとえ結果がダメでも翔に気持ちを伝えられればそれでいい。
「あ!ケーキ作んなきゃ!また明日ねぇ~」
「うん」
話終わってケータイを充電した。

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