星がくれた奇跡
学校に着いて、あたしは授業をさぼった。
美樹には「さぼる」しか伝えてない。
あたしは涼しい図書室に避難した。
こんな暑いのに授業なんて、してられない。
そっと黒板に近づいて・・・チョークを持って書こうとした―・・・
その時・・・
「何さぼってんだよ」
声がした。
気づかれたって思って恐る恐る後ろを見た。
「え・・?」
そこには翔が立ってて・・・
「なんでいんの?」
「だりぃーから」
「は?」
「それにしても涼しいな」
翔はあたしの隣に腰を下ろした。
「てか、自分だってさぼってんじゃん」
「俺はいいんだよ」
「意味わかんないし」
なんでここなの?
「ね、なんでここなの?」
「優が居そうだったから」
「へ?」
「だって暑いって言ってたじゃんか」
「そうだけど・・ここに居るって言ってなくね?」
「俺の勘」
あたしはちょっと運命を感じた。
何も言ってなくてもちゃんとわかってる。
そっと・・・音をたてないように気づかれないように・・・
あたしは黒板に『運命って信じますか』って書いた。
なんも意味がないけれど・・・。
「信じるよ」
翔が口を開いた。
「俺は信じる」
「あ、あたしも」
そう言って黒板の文字を消した。
「優」
「何?」
「優ってさ好きでもない奴に告られたら付き合う?」
突然そんなことを聞いてきた。
あたし・・あたしだったら
「あたしは付き合わない」
「だよな」
そう言ってちょっと笑った。
でも、少し悲しそうで・・・
「だって・・・」
「うん?」
「好きな人が居たら尽くしたいよ・・。」
翔から目を逸らしてあたしは言った。
美樹には「さぼる」しか伝えてない。
あたしは涼しい図書室に避難した。
こんな暑いのに授業なんて、してられない。
そっと黒板に近づいて・・・チョークを持って書こうとした―・・・
その時・・・
「何さぼってんだよ」
声がした。
気づかれたって思って恐る恐る後ろを見た。
「え・・?」
そこには翔が立ってて・・・
「なんでいんの?」
「だりぃーから」
「は?」
「それにしても涼しいな」
翔はあたしの隣に腰を下ろした。
「てか、自分だってさぼってんじゃん」
「俺はいいんだよ」
「意味わかんないし」
なんでここなの?
「ね、なんでここなの?」
「優が居そうだったから」
「へ?」
「だって暑いって言ってたじゃんか」
「そうだけど・・ここに居るって言ってなくね?」
「俺の勘」
あたしはちょっと運命を感じた。
何も言ってなくてもちゃんとわかってる。
そっと・・・音をたてないように気づかれないように・・・
あたしは黒板に『運命って信じますか』って書いた。
なんも意味がないけれど・・・。
「信じるよ」
翔が口を開いた。
「俺は信じる」
「あ、あたしも」
そう言って黒板の文字を消した。
「優」
「何?」
「優ってさ好きでもない奴に告られたら付き合う?」
突然そんなことを聞いてきた。
あたし・・あたしだったら
「あたしは付き合わない」
「だよな」
そう言ってちょっと笑った。
でも、少し悲しそうで・・・
「だって・・・」
「うん?」
「好きな人が居たら尽くしたいよ・・。」
翔から目を逸らしてあたしは言った。