星がくれた奇跡

わかんない

毎日が憂鬱で翔との楽しかった日々は終わった。
一人で学校に行って、一人で帰って。
一人であの翔が好きだった場所に行って。
自分の気持ちがわからない。
目を覚ましてくれて安心してるのに・・・。
あの時言ったことをちょっと悔やんでる。
翔の彼女って言えばよかったかなぁ?
もうどうしたらいいのかわからない。
吹っ切れたはずなのに・・・・
翔が来るかもって期待してあの場所に待ってる自分がいる。
本当は・・・・
本当はまだ好きなんだ・・・・。
大好きなんだ。
翔がほかの子と一緒にいるって考えただけで嫌になる。
これって嫉妬だよね。
翔があたしに初めて教えてくれた嫉妬。
人を好きになってやっとわかった。
別れってこんなにも辛いんだって。
あたしはとにかく一人になりたくて近くの公園に行った。
小さい子供たちがいっぱい居て遊んでる。
あたしはブランコに座ってお菓子を食べた。
ちょっと苦いチョコレート味のポッキー。
今のあたしには苦いほうがいいんだ。
ケータイを開いてみたらメールがきてた。
ずっと電源を切ってたからわからなかった。
そしてメールの相手が翔だったことに驚いた。
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