星がくれた奇跡
「んー!!」
大きく伸びた。
あたしは起きてすぐに顔を洗ってすっきりさせた。
それから着替えて、はりきって髪をあげてみた。
早く翔に会いたいから朝食を食べないで。
「いってきます!」
家を出た。
外に出ると・・・・
「ホワイトクリスマスだぁー!」
雪が降ってた。
ちょっとしか降ってないけど積もらないうちに急いで待ち合わせ場所に行った。
そしたら翔が居た。
「ごめんー」
あたしよりも早くいたことに驚いた。
「全然待ってねぇーから大丈夫」
そう言ってあたしたちは手を繋いだ。
全然待ってないとか言ってたけど嘘じゃん。
手すごい冷たいし。
「翔温めてあげる」
「サンキュー」
あたしの巻いてたマフラーを一緒に巻いた。
すごい密着してなんだかいいなぁ。
ほかから見れば完全に恋人同士に見えるはず。
寒いから急いで輝の家に向かった。
今日は4人でクリスマスパーティー。
確か・・・今日は輝の親がいないって言ってたな。
「今日は思いっきり楽しもうね」
「そうだな」
それから30分くらい歩いて輝の家に着いた。
家に入ったらもう美樹は居て、
「優!翔!メリークリスマス!!」
「美樹~メリクリ~」
相変わらず美樹の格好は誘ってる感満々で輝大丈夫かな?なんて思った。
それで輝を見たら顔が真っ赤になってた。
それから女子たちの役目で美樹と一緒にご飯を作った。
ほとんどがあたしの手料理。
けっこう料理は得意な方で、翔・・・喜んでくれるかな?って思った。
あたしと美樹がテーブルにご飯を置いてったら翔が。
「これ優がつくったん?」
って聞いてきた。
「うん!」
あたしが答えたら翔は「いいお嫁さんになるな」って言ってくれた。
嬉しくて「あたしは翔のお嫁さん以外ならないから」って言ったら顔中真っ赤にした。
もし毎日こういう生活が送れたらすごい幸せなんだろうなって思った。









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