星がくれた奇跡
輝の家に戻ったら美樹と輝がキスしてた。
美樹はあたしたちが来たことに気付いて「見られちゃった」って笑ってた。
輝は翔の方を見て美樹に「見せつけようぜ」とかまで言っちゃってる。
だから、あたしと翔は輝の部屋に勝手に入って勝手にゲームをした。
いろんなゲームをしたのに全部負けた。
「もう一回!」
「おう」
何回やっても負ける。
「ちょっとは手加減して!」
「しょがねぇーな」
またまたゲームをしたら楽勝にあたしが勝った。
「手加減しすぎ!」
「じゃあ手加減しねぇー」
「ええええ!」
こんな感じでずっとゲームをしてた。
でも美樹と輝がきたからチーム戦ですることになった。
あたしが弱すぎるせいで負けてしまった。
それで翔の機嫌が悪くなった。
どうしよう!ってオドオドしてたら輝がひそっとアイディアをくれた。
だからあたしは翔に近づいて、
「翔、負けちゃってごめん」
そう言ってほっぺにキスした。
本当にこれで期限直ってくれるかな?って思って翔の方を見たけどそんなに変わってなくて「輝!」って小さな声で言ったら、
「口じゃねぇーと機嫌なおんねぇー」
口!
美樹と輝がいんのに!?
でも・・・機嫌どんどん悪くなるのも嫌だから・・・・
そっと口にキスした。
一瞬口にキスして離れようとしたら腕を掴まれて翔がキスして。
「機嫌直った」
っていつもみたいに笑ってくれた。
なんかつられて笑ったら美樹が「ラブラブだねぇー」って言ってきた。
そんな感じで楽しい冬休みは終わった。
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