白猫
「……あなたは……猫?」
「否、小生は猫にあらず」
白猫は澄んだ声でハッキリと言った
「……じゃあ、人……なの?」
「……ぬしはどうだと思う?」
白猫は窓枠から降りて
女の手にある果物に手を伸ばした
「……猫じゃないなら、人でしょう?」
女は果物を白猫に渡した
女は少女に
「白猫は食べ物がないと依頼を受けてくれない」
と言われたため
調理場にあった果物をくすねてきたのだ
「否、小生は猫にあらず」
白猫は澄んだ声でハッキリと言った
「……じゃあ、人……なの?」
「……ぬしはどうだと思う?」
白猫は窓枠から降りて
女の手にある果物に手を伸ばした
「……猫じゃないなら、人でしょう?」
女は果物を白猫に渡した
女は少女に
「白猫は食べ物がないと依頼を受けてくれない」
と言われたため
調理場にあった果物をくすねてきたのだ