白猫
だが

「黙れ!!」

白猫の怒鳴り声でその声は静まった

「醜き魂をして、よく小生に口答えができるのぅ……」

白猫の口調と纏う雰囲気が変わり

使用人たちは息をのんだ

「最近は、ぬしらのような馬鹿な小童(コワッパ)が増えて困る……消してしまいたいくらいじゃ」

白猫は冷たく笑った

使用人たちは

白猫の笑いに身震いした
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