白猫
「……さて、そろそろ裁きの時間だ……ぬしらの魂はどこへ行くのやら…」

白猫は楽しそうに嘲笑った

使用人たちの顔は青ざめ

今にも倒れそうな者もいた

「……さぁ、この罪人どもを連れて行くがよい」

白猫が

背後にあった黒い穴にそう言うと

ビュンッ、と黒い穴から何かが出てきた
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