白猫
――――
―――
――
とある高校
紫奈が消えたショックから立ち直りつつあった呀江は
久しぶりに学校に登校することにした
ガラッ
扉を開けると、自分に視線が集まってくるのがわかった
「呀江!!」
「もう体は大丈夫なの?」
「もう、すごく心配したんだから!」
クラスの何人かが私の周りに群がる
「…ごめん、心配かけて」
呀江は無理やり笑った
「でも、風邪で二週間も休むなんてね……」
「びっくりしちゃったよ~」
呀江は気絶して目が覚めたとき
なぜか紫奈の家にあった自分のベッドに寝ていた
こんなところにあるはずが無い自分のベッドに
紫奈のベッドを探しても、どこにもない
紫奈の所持品すら消えていた
それどころが、紫奈と硅のことを誰も覚えていないのだ
家族や、近所の人そして
「久しぶりだな、呀江」
「風邪引いたんだって?しかも二週間も」
呀江の親友で、紫奈と硅のこともよく知っている伸也(シンヤ)と亜芽(アメ)ですら
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とある高校
紫奈が消えたショックから立ち直りつつあった呀江は
久しぶりに学校に登校することにした
ガラッ
扉を開けると、自分に視線が集まってくるのがわかった
「呀江!!」
「もう体は大丈夫なの?」
「もう、すごく心配したんだから!」
クラスの何人かが私の周りに群がる
「…ごめん、心配かけて」
呀江は無理やり笑った
「でも、風邪で二週間も休むなんてね……」
「びっくりしちゃったよ~」
呀江は気絶して目が覚めたとき
なぜか紫奈の家にあった自分のベッドに寝ていた
こんなところにあるはずが無い自分のベッドに
紫奈のベッドを探しても、どこにもない
紫奈の所持品すら消えていた
それどころが、紫奈と硅のことを誰も覚えていないのだ
家族や、近所の人そして
「久しぶりだな、呀江」
「風邪引いたんだって?しかも二週間も」
呀江の親友で、紫奈と硅のこともよく知っている伸也(シンヤ)と亜芽(アメ)ですら