GAME
「考えてみろよ?女を受け入れないクラス。そこに入ったお前」



「・・・楽しそうだな」



そうか、そうだな。



つまり・・受け入れさせるゲームか・・。



「いいな、それ」




すっげぇ・・・楽しそう。



「まぁ、そのうち向うから仕掛けてくると思うがな。」



「この地味な格好もゲームの一環・・」



「そうそう。ついでに言うなら、桃李とあまり接触するなよ?」



「何故?」



「そっちの方が、ゲームになるだろ?」



「そうか・・そうだな。うん。」



何度も頷いて、これからのゲームをシュミレーションする。



「(目が変わりやがった・・。やっぱこいつすげぇや)」



「で、いつから始まるんだ?そのゲーム」



「ここでは、ゲームじゃなくて学校と言ってくれ・・」



「わかった。で、何時から始まるんだ学校?」


「後10分もすれば担任が来るはずだ。名前は変えるだろ?」


「偽名か・・それもゲーム・・楽しみだ・・・。」


「おーぃ聞いてるか?」


「ん。聞いてる聞いてる。名前ねぇ・・」


桃と関わっているの知られちゃ不味いもんね。


< 22 / 24 >

この作品をシェア

pagetop