ネコとマタタビ
第1章

芽衣

私は今日から変わる!!

外見とか、性格とか、印象とか!!

全部変わってやる(>_<)


そう決意したのは数日前。。。

中学校卒業式の日のことだった・・・


私はこの卒業式が終わるとこの街から引っ越してしまう

だから、付き合っている彼(竜)とも遠距離恋愛になってしまうんだ

正直めっちゃさみしい! 

だってさ、付き合ってばっかだよ? 告白されたばっかだよ?

そして、一番大切なのは、大好きなんだよ?!

遠距離とかありえないっつーの・・・

だけど・・・私と竜なら大丈夫♬ ラブラブだし、大好きだし♡

あ!そうだ!竜の第2ボタン貰わなきゃ(^ム^)


「りゅーう♡」

「よっ、芽衣」

「あのさ・・・」

「俺、芽衣に話したいことあるんだよね」

なにかなぁ~?もしかして、

「離れてたとしても、大好きだから。。。」

とか?! いい! 言われたい・・・❤

「なぁに?話って」

「言いにくいんだけどさ、俺と別れてくんねぇ??」

「・・・は?」

「だから、俺と別れて」

冗談? うそだよね? 「好き」って言ってくれたよね?

「私のこと嫌いになった?」

「嫌いじゃないよ。でも、はじめから特別好きでもなかった。」

「・・・じゃあなんで告白してくれたの?」

「芽衣はさ、黙ってればお嬢様!って感じの子なんだよ。

それに俺はひかれて告った。

だけど、性格は違った。 なんか、男っぽかった。

それはそれで人間として好きだけど、特別か?って聞かれたら、そうでもない気が

する。」

「・・・私の性格ダメ?竜に合わなかった?」

「合わないってことはない。 むしろ好きな性格だよ? だけど、女としてはみれないか

ら・・・ゴメン。 俺、もう行くな・・・?」

「わかった。。。 今までありがと、竜」

「ん・・・」

あんなに大好きだった人の後ろ姿に切なくなったには・・・

って違う!!

後姿をあんなに憎たらしく思ったのは、初めてだった!!


 


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