ネコとマタタビ

「友也ぁ！」

「奈々子、どした？」

「どした？じゃないわよ！

明、見つかった？」

「おう、案外近くにいたらしい…。」

「なんなのよ！

走って探し回ったのに！」

といて、奈々子は俺を殴って来た

「俺を殴るなって！

普通、明のことを殴るだろ！！」

「いいのー！

友也を殴りたいんだってば！」

「意味分かんねーよ！」

「るさいわねー！」

と言って、もっと殴って来た

「…やっぱお前、女っぽくねーわ…。」

「…わかってるわよ、そのぐらい。」

「わかってんなら、殴んなよ(笑)」

「るさいわねー！」

「わかったって！

もう、言わねえから殴るなって！」

「うそつくと、もっと殴るからね？」

「わかったって！

もう、言いません！」

「…よし、許してやろう！」

…何者だょ。

「なんか言ったでしょ？」

どうやら俺は思ったことを

言葉にしてしまったらしい

「…なんにも言ってません♪」

「…ん。」

はー…危なかった