─§温もりの虜§─
暫く3人で話しをした


「あたし達千紗の事本当に大切に思ってる…大切に思いすぎて逆に傷つけた…ごめんなさい」


真子が俯く


「千紗ママにも頼まれてたの"よろしく"って…だから彼らに千紗を大切にして欲しいって言ったの」


莉子が彼らの方を見た


「"大切にしろ"なんてあたし達が言うのもおかしいでしょ…だから内緒にして欲しいって頼んだの無理やりね」


申し訳なさそうに真子は言った


「2人の気持ち良くわかった…あたしこんなに大事にされてるのにバカだね…」


「本当にバカ…世話の焼ける娘だよ」


「ふえっ…ごめんね…あたし…あたし…2人共大好きだよ…」


「バカ千紗!!あたし達もよー」


あたし達は抱き合って泣いた


大切に思う友の温もりを感じて
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