先生は旦那様

『あの何ですか?』


『何ですかじゃないだろ?』


男はより一層力を入れ腕を掴む。


はっ何なのこいつは。


ちょっとイケメンだからって少し偉そうじゃないの?


『放して下さい!!』


少しキレ気味に言う。


『高校生がこんなバイトしていいと思ってんのか?』


なんであたしが高校生って知ってるわけ?


薄暗い中もう一度顔をしっかり見るけどやっぱりこんなイケメン知らない。


第一これほどのイケメンなら覚えているだろう。


『ちょっと放してよ。あんたには関係ないでしょ!!大体あんた誰よ?』


あたしは早く店に戻って指名客の接待しないといけないんだから。


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