先生は旦那様

甘い誤解


【月人side】

翌日俺は井上先生に呼び出された。


俺達は誰もいない教室で話すことにした。


『先生は亜依菜さんとどういう関係なんですか?』


『ただの教師と生徒だけど。』


『それだけの関係?あたし昔お店の子から生徒を辞めさせるために借金を返してあげた人がいるって聞いたんですけとそれって先生と水瀬さんのことなんですね?』


『そうだけど?君と同じく彼女は両親がいなくて仕方なく。』


俺が話してる間に笑みをこぼした彼女。


『先生、あたし両親健在ですよ。お店でいったことまだ信じてたんですね。昔朔羅さんの借金話聞いてこの話をすれば同情してあたしに指名してくれる客がいると思ったからそういっただけですよ。』


お店で話してたことは嘘…


『でもその朔羅さんが水瀬さんだったなんて。大丈夫、誰にも話しませんから。そのかわりあたしと付き合って下さい。先生がキャバクラで働くのがいやならすぐにやめます。』





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