先生は旦那様

どうしたんだろう。


優しい問いかけにまた涙が出てきた。


………!!!


『離して…』


『なに強がってんだよ。泣きたいときはなけばいい。』


思いきり抱きしめられた。


『でもスーツが…。』


『そんなの気にするな。泣き止んだら送ってやるから。』


優しさに甘えしばらくオーナーの腕の中で泣いた。


『ありがとう。もう大丈夫。』


しばらくしてオーナーから離れた。

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