あたしの彼氏!?
なんであなたが答えたの~~!!


てか、この人が川上愁??イメージと違うなぁ~~


姫樺が急に、

『愁だよね!かっこよくなったね。」

「おう!ありがと」

2人とも知り合い??わかんない・・・

なにがどうなの?

なんか涙出てきた。わかんないんだもん。


「は?どしたの??咲玖??なんで泣いてんだよ。」


『咲玖っ・・・』

だめだ。涙止まんない。


あたしは、小さい頃の記憶がまったくと言っていいほどない。



なんでかわからない。前まであったのに。1人の男に犯されてから記憶がなくなった。



だから、あたしの目の前にいる人もなんか言ってたけど思い出せないんだ。



時々こういう自分が嫌になる。


『ごめん愁。今日は帰ってくれる。咲玖調子が悪いみたいだから。』


「あ、あぁそうする。また来るわ。じゃぁな」

帰った。助かった。姫樺ありがたいよ。


そして帰っていった。


「姫樺ありがと。助かった。」


『助かったじゃないわよ。びっくりするじゃない。』


心配してくれてたんだ。


「ごめん。でも、思い出せない。あの人誰かわかんない。どうしてなんだろう」


『まあ、しょうがないわよね・・・あんまり深く考えないのよ。ね?わかった??』


「うん」


そしてまた、授業が始まった。

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