先生の天使
やっぱり裕二とはスラスラと話せる。何でかなぁ?

「裕二さんは…」
と言ったら
「君でいいよ」
と言われ、照れながら裕二君って言ってみた。

綾香はお酒に強いと思ったんだけど、やっぱり緊張してたのか段々酔ってきた。

あれれ〜景色が横。

見かねた裕二がカラオケに移動しようと抱き抱えなかられ近所のカラオケ屋さんに。
部屋は2階。ヨロヨロと階段を登っていたら裕二が「はい」と手を出した。
「ありがとう」と手をつないで階段を上がった。

裕二は歌が上手かった。
私は…どうだろう(笑)

酔って抱えられながら家に帰る。

「前に呑んだときこんな酔ってたっけ?」
と裕二は聞くが緊張してるとも言えずなんか誤魔化した。なんて誤魔化したのか覚えてない。変な事を言ってないか祈るばかりだ。
家について歩いてさらにお酒が回ったのか更にヨロヨロ…
「ほら家に着いたよ」
しかし朦朧として意味がわからない。情けないなぁ…
顎に手がそえられた。
あれ?と思ったら彼からのキス。
呆然とする。

「あ…またね」と酔いが醒めたのか綾香は家に入って言った。
「何があったの?」
部屋でもまだ呆然とする。そういえば裕二と会うように手配してくれた時、裕二君も私が気になってたって言ってくれてたって聞いた。だから?
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