先生の天使
「綾香ちゃん、泊まってくれるの?」

裕二の母が言う。

「あの、迷惑だったら…」

「ううん、嬉しいわ。」

にっこりと微笑んだ。

「なるべく寝れるようにやってみます」


食べたケーキの食器を洗いながら綾香は言った。

「お願いね。ごめんなさいね」


「いえ」

綾香は不安を消すように微笑んだ。



裕二の部屋に戻ると裕二はまだパソコンの前にいた。

「裕二君のお母さんも泊まっていいって」

「そか」

短く返事が返ってきた。

綾香はどうしていいのか分からず、ベッドに座った。

それをみて裕二も隣に座る。

じっと綾香を見ている。

「もう~そんなに見ないで~恥ずかしいじゃない~」

と、いつもの調子で喋ってみた。


するといつもの優しいキス。

それが首筋に動いていく。

「!?裕二…」

とめようとするがやめた。
それで疲れたら寝れるって聞いたことがあったから。

「で…電気は消して?」

「ん」

ベッドの横に置いてあったリモコンで電気をけした。
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