ピュバティ ブルー
「よかったらお茶でも飲みに来ないか?俺の家はこの近くなんだ」
青年はすでに明るい表情に戻っていた。
「何考えてんのよ、連れ込もうったってそうはいかないよっ」
少女は身構えた。
「言ったろ、俺は今までもこれからも朝美以外は愛さないし愛せない。ただ、君が学校をサボって退屈そうだから誘ってあげたまでだ。それに君は俺のタイプじゃないよ」
青年は苦笑した。
「言うねぇ、あたしだっておじさんなんか好みじゃないよ」
少女は鼻で笑って言い返した。